距離・範囲分析 |
スクロール | |
この章では、バンド分析機能の設定について説明します。
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分析機能エリアでは範囲分析ツールを使ってジオメトリ(平面および立体)間の距離をグラフィカルに図示させることができます。 範囲分析ツール画面は3つのセクションに分かれます: ▪最小距離、 ▪範囲分析、 ▪寸法. 最小距離と寸法 距離機能と同様:立体間機能と同じく測定タブではまず、選択した二つのジオメトリ(平面および立体)間の最小距離を測定できます。この機能は絶対カラー範囲の定義等に便利です。 最小距離の注釈用設定は(3Dマークアップ)寸法取りタブに表示されます。3D注釈無しの単に測定値のみ見たい場合、測定タブで寸法取りから測定に切り替えるだけです。 範囲分析 範囲分析の計算は絶対または相対が可能です(下記の説明)。 距離の視覚化には最大6つの範囲を定義できます。0を入力するとこの範囲は計算されません。 距離計算の視覚化用に使う基準点の解像度は自動計算されますが、ファイン設定で手動で定めることもできます。この値を小さく設定すると範囲の推移部がより緻密になりますが、計算時間は長くなります。解像度は最小範囲の幅を超過することはできません。 範囲計算によって元のジオメトリが非表示となり、色付きのジオメトリが作成されます。これらのジオメトリはモデル構造でCreatedNodes > BandAnalysisSet > BandAnalysis 1等に保存されます。把捉されなかった範囲とジオメトリの一部があれば専用のジオメトリを形成して、選択可能になります。このため編集、寸法取り、エクスポートが追加的に可能です。 絶対範囲分析 選択したジオメトリ間の最小距離を考慮し、範囲規定条件に対応した色が付きます。つまり、以下の例に対応する範囲を作成するには、絶対距離(最小距離 + 直前の範囲の幅)を入力する必要があります。 相対範囲分析 相対計算では絶対とは異なりジオメトリと直前範囲の幅の間の最小距離は考慮されません。このため各範囲について所望の幅を指定するのみで済みます。 従って相対計算は距離が異なるジオメトリを使った分析のためにわざわざ適合する手間がなく利用できます。 以下のデータでは絶対計算の上記の例のように同一の視覚化となります:
例 |